ぬのにちは♪
大塚屋ネットショップでございます。
2020年の12月に出題をいたしました「まっしろ布地クイズ2」。
今回は、そのクイズの「解答編」でございます。
解答発表の前に、今一度クイズ内容を記載いたしますね♪
Q.(A)~(D)の布地を、(1)~(4)の番号順に並べてください♪
(1)オックスフォード(普通の厚み・20番手)
(2)10番(とおばん)オックスフォード
(3)11号帆布(はんぷ)
(4)8号帆布(はんぷ)
――それでは、答えを発表いたします。
\ こちらが答えです♡ /
「(1)-A (2)-B (3)-C (4)-D」という、番号順・アルファベット順通りの答え、が正解でした♪
今回のポイントは、「オックスフォードって実際のところどんな布?」という点でございます。
「オックスフォード」とは、シンプルに申し上げますと「2本の糸を並べて織っている布」です。布地の用語では「引き揃え(ひきそろえ)」と表現します。
まるで、お箸のように!もしくは、まるで、そっくりな双子ちゃんのように、2本の糸が仲良く並んで織られているのが特徴です。
実際に画像をご覧いただきましょう。
糸の様子をわかりやすくするために、タテヨコそれぞれの糸をほぐして写真を撮ってみました。
\ 画像をさらに拡大! /
「A」は、10番オックスよりは薄手の「20番オックスフォード」。
ヨコは1本ずつの糸で織られていますが、タテは2本の糸がセットになって織られていることがわかります。
続いての「B」は「10番オックスフォード」。
こちらの布地は、タテ・ヨコともに2本ずつの糸が並んで織られていることがわかります。
Aのオックスフォードよりも糸が太い上に、タテ・ヨコどちらも2本ずつの引き揃えになっているので、かなりシッカリとした厚みのある布となっています。
そして、残りの2つが帆布(はんぷ)です。
帆布は、一般的に番号が少なくなっていくほど糸が細くなっていきますので、「C」が「11号帆布」、「D」が「8号帆布」です。
\ 帆布の糸もほぐしてみました /
このように、帆布は「引き揃え」ではなく、タテ・ヨコどちらも、1本ずつで織られていることが確認できました。
ちなみに、太い番手の帆布は、ハサミをすべらせるように切ると、糸の流れにそって「地の目(じのめ)」で裁断しやすい布地です。
地の目の流れ通りにまっすぐ裁断すると、このようにス~ッと切り口から1本の糸を引っ張り出すことができます。
――というわけで、以上が「まっしろ布地クイズ2」の解答編でございました。
少しマニアックな話になりましたが、そもそもハンドメイドは、世界にひとつの作品を創造するという、自由な世界です。
あまり細かいことは気にせずに、お気軽にソーイングをお楽しみいただいきたい、というのが実際のところの本音でございます♪