ぬのにちは♪
大塚屋ネットショップでございます。
これまでのブログでもいろんな作家さんとのコラボ生地情報を発信している大塚屋クリエイタープロジェクト。今回新たに、ひとふでがき作家 minaco sakamotoさんの描くアートの布地化が決定いたしました!
「ひとふでがき作家 minaco sakamotoさん」とは?
「ひとふでがき」というと、一般的にこのような「家」や「星」などのイラストが思い浮かびますね。
ところが、minacoさんのひとふでがきは、そんなひとふでがきのイメージをはるかに超えるスケールなのです。
例えば、こちらはminaco sakamotoさんのInstagramに投稿されている写真のひとつです。
KADOKAWAさんから出版されている「長崎バイオパークFUNBOOK」に掲載されている、ひとふでがきMAP。
なんと、このMAPまるごとひとふでがきで描かれているのです。
\ まるごとひとふでがき!! /
入り口から始まり、順路通りに動物や建物を描き、最後は長崎バスのバス停まで、全てひとふでがきで描かれています。もちろん、下書きしてそれをなぞったりすることもなく、れっきとした「一発描き」で製作されています。
minaco sakamotoさんには「毎日欠かさず続ければ、それが力となる」という信念があります。ひとふでがきも、2011年から今日に至るまで1日も欠かすことなく、毎日ひとふでがきを描かれているそうです。
10年以上コツコツと。その積み重ねが、こういったスケールの大きいひとふでがきへの技術となっているのでしょう!
――ところで、ひとふでがきについて、どうしても気になる質問があったので、思いきって聞いてみました。
\ その回答は・・・! /
描き終わる直前だったとしても、一度でも途切れてしまったら、もう一回はじめから描かれるとのことでした
――ちなみに、大きな作品のときは、宅配便も電話もない夜中に描かれるそうです。
minaco sakamotoさんは絵を描くのみならず、グッズ販売・イベント出店・企業コラボ・テレビ出演・後ろ姿を1分でひとふでがき …などなど、多方面で活躍されています。
詳細はminacoさんのホームページやInstagramをぜひご覧くださいませ。
minaco sakamotoさんのInstagramアカウント
(タップするとそれぞれのページにジャンプします)
minaco sakamoto「ひとふでがき動物園」
ここからはいよいよ、「ひとふでがきの布」のお話です。
minacoさんと大塚屋クリエイタープロジェクトのメンバーで打ち合わせを重ね、今回の布地のテーマを「動物園」に決定しました。
動物や海の生き物が大好きなminacoさん。動物園や水族館にも、年に何度も足を運ばれています。ひとふでがきを描かれる際にも、動物たちへの知識を深め、ときに骨格の勉強をされることも。
一見、ひとふでがきというのはあっという間に完成されるように見えますが、minacoさんは描かれるテーマごとに事前に綿密な研究や下調べをされています。その結果、モチーフのひとつひとつに可愛さとリアリティが生まれます。
\ 笹をほおばるパンダちゃんも、もちろんひとふでがき! /
\ キリン&シマウマの模様もこの通り /
そして、生地の耳にはminacoさんのロゴと、描きおろしのソーイングイラストがプリントされています。
(布地の裁断位置によってはロゴなどが含まれない場合もございます)
\ 生地の耳にプリント予定のイラストです /
『ネコさんがトートバッグを作り、クマさんにプレゼント!でも実は自分を入れてもらうためのトートバッグでした』というストーリー。
「絵本のようなひとつのお話を、まるごと1本の線で描く」という仰天の発想です。原画はひとふでがきを描かれたあとに、着色をされています。この絵を描くために、一からソーイングについての勉強をされたというのがまた驚きです。
最後にもうひとつ、打ち合わせをする中で、技術や知識とは異なるエピソードをお伝えさせてください。それは、図案を進行しているときの一幕です。
布地用にランダムに配置された動物たちの図案に対して・・・
これまでいろいろな動物柄の布の販売に携わってきましたが、「草食動物が肉食動物に狙われないように配置する」という発想は考えたこともなく、目から鱗でした。
心から動物たちを愛しているからこその、minacoさんの生き物に対する優しさを実感したひとことでした
シーチングプリント生地「ひとふでがき動物園」は、2025年の3月上旬に大塚屋全店舗1階コットンプリントコーナーと、大塚屋ネットショップで発売予定です。
布地の完成をお楽しみにお待ちくださいませ♪